原子核物理学の大きな研究目的の一つは新しい核(同位元素)を発見すること、すなわち、核図表を広げることであり、不安定核研究などの大きな原動力となっており、理化学研究所のRIBFプロジェクトが目指す重要課題となっている。 また、新しい量子数-ストレンジネス(奇妙さ)-を第3軸に加えた壮大な3次元的核図表を構想し、その拡充・拡大を目指しているのが、核物理学におけるもう一つの最前線である。現在、ストレンジネスを含む原子核(ハイパー核)の生成実験が、J-PARC、JLab,Mainzで計画中もしくは実施中である。ここでは、ハイパー核の構造の面白さ、今後の研究の展望を少数多体系問題の観点から紹介する。また、不安定核物理研究との類似点も含めて講演を行う。
講演言語は日本語です。
This colloquium will be given in Japanese.
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