• シミュレーションではヒット信号の大きさの下限が設定されているか確認する。
    →設定しています。EDEventAction.cc の 245 行目あたりにある G4int EDEventAction::Dac2ADC( G4int dac ) は、マクロファイルで設定した DAC 設定値 (DAC0, DAC1, ... ) と比較して対応する ADC 値を返します。もし dac < DAC0 のときは -1 が返ります。
    DAC 値とエネルギーデポジットの関係は同じファイルの Geint EDEventAction::Edep2Dac( G4double energy ) に記述されており、今のとこ
      G4double dac = 0.65 * (energy * 100 * 1.6 * gain / 3.6 + offset - 210. )/4.;
    を計算して返しています。0.65 の係数はバイアス電圧 100 V に対する 50 V 時の補正項です。この式を見直す必要もありそうですね。
  • シミュレーションを理解する過程では、入射ビームの広がりを無効にして極力シンプルなセットアップにしてスタディするのが良い。
    → マクロファイル INTT_config.mac の /INTT/beam/beamSmearing コマンドから入射ビームの広がりの ON/OFF を切り替えられます。デフォルトは true (かも)ですが、false にすれば p⃗ = ( px=0, py=0, pz) なビームが使用されます。