SPADI alliance(阪大、理研、KEK、東大、東北大が運営)は、データ収集システムの標準化を目指している。各種実験に対応可能な回路、ファームウェア、ソフトウェアを、需要のすり合わせから共同開発することで、分野を超えたデファクトスタンダードの確立を目指す。これまで時間デジタル変換回路TDCの連続読み出しシステムをパッケージ化し標準システムとして公開したが、次のステップとして検出器への対応が課題となっている。特に RIBF において開発されているトラッキング Ge などを用いる高分解能分光用回路への対応が急務である。シリコン検出器用読み出し回路の開発が進み、特定条件下でのゲルマニウム検出器への応用可能性が示されたことを契機として、議論を開始していきたい。
本workshopでは、ゲルマニウム検出器開発者からの経験・需要・懸念点の報告と世界動向の整理を通じ、連続読み出しシステム開発の方針案をまとめる。

Starts
Ends
Asia/Tokyo
RIBF bldg
203