Speaker
Ryo Ogawara
(RIKEN Nishina Center)
Description
内部構造を持たない電子をプローブとする電子散乱実験は原子核の核構造研究において強力なツールの一つである。しかし、生成量の少ない不安定核では安定核の様に固定標的を用意することが難しいため不安定核を用いた電子散乱実験は困難とされていた。それらの問題を解決し不安定核電子散乱実験を実現するため、我々の研究グループは不安定核静止標的を生成するSCRIT法を開発した。2023年には世界で初めてオンライン生成した不安定核による電子弾性散乱実験に成功し、現在はより物理的関心の高い不安定核を標的とするために施設のアップグレードを進めている。本公演ではSCRIT施設の詳細と今後の展望について発表する。