ゼロからの格子QCD入門 -有限バリオン密度系の研究を目指して(中村 純) 素核宇宙融合 レクチャー シリーズ第9回

Asia/Tokyo
Main research Bldg. Room 435,437 (RIKEN Wako)

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RIKEN Wako

Description
素核宇宙融合 レクチャー シリーズ 第9回「ゼロからの格子QCD入門 -有限バリオン密度系の研究を目指して」 講師:中村 純氏(広島大学情報メディア教育研究センター) 日時:2013年6月26日(水) 10:00~17:30   2013年6月27日(木) 9:00~12:00 場所:理化学研究所、研究本館4階435,437 http://www.riken.go.jp/r-world/riken/campus/wako/index.html 素粒子、原子核、宇宙物理の分野間の融合を目指して、2008年に新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解 明」が発足し、その活動の 一環として、各分野の基礎知識をその分野の専門家の方に講義して頂く「素核 宇宙融合 レクチャー シリーズ」を企画してきました。この新学術領域は2012年に終了しましたが、「素核宇宙融合レクチャーシリーズ」は、2013年から計算基礎科学連携拠点・HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」に受け継がれることになりました。 今回はその第9回(新シリーズ初回)として、中村 純氏(広島大学情報メディア教育研究センター)に「ゼロからの格子QCD入門 -有限バリオン密度系の研究を目指して」について講義をして頂くことになりました。 講義内容は、以下の通りです。 相対論的場の量子論の初歩の知識があることを前提に格子QCDの入門的な講義を行う。Fortran90あるいはC++で簡単なプログラムを書いた経験があると講義の後半部の理解の助けになるが、必須ではない。格子QCDシミュレーション の経験の無い学生・研究者が、自分の研究のためのシミュレーションを一人で行えるようになることを目指す。 以下のような内容を予定している: 1. 格子場の理論 格子場の量子論 vs. 連続場の量子論 ゲージ変換 2. 格子場の数値シミュレーション (1) 経路積分のモンテカルロ計算 量子力学 ゲージ場 フェルミオン場 標準的なアルゴリズム 3. ハドロン物理への応用 ゼロ温度・ゼロ密度QCD 有限温度QCD 有限密度QCDの問題点と展望 4. 格子場の数値シミュレーション (2) シミュレーションプログラム シミュレーションの実際 このレクチャーシリーズは、分野を学び始めた大学院生や他分野(素粒子、原子核、 宇宙物理の他の専門家)の研究者など非専門家向けのものです。 最終的には、シリーズをまとめて「素核宇宙融合教科書」を作成したいと考えています。 また、初日の夜に、講師を囲んでの夕食会(場所:研究本館2階213)を予定しています。 講義内容に関する質問をして理解を深めるための良い機会ですので是非ご参加ください。皆様の御参加をよろしくお願いします。 講義への参加希望の方は、 下記の参加フォーマットに 記入の上、 下記の申し込み先にお送りください。 ーーーー参加申込書---- 名前: 所属(職/学年): 講師を囲んだ夕食会(6/26, 18:00-)への参加(費用は1500円程度):有・無 所属住所: 自宅住所: 旅費補助:希望 有・無 参加日程: 6/26: ○× 6/27: ○× 宿泊: 要 不要 【旅費補助希望かつ宿泊が必要な方は、宿の手配を世話人にご一任ください。】 参加申し込み先:船木靖郎 Email:funaki'at'riken.jp 締め切り:6月7日(金) この素核宇宙融合レクチャーシリーズ今後も継続していく予定なので、テーマや内容に関する要望、あるいは、ボランティアで講師をやって頂ける方などは、青木(saoki'at'yukawa.kyoto-u.ac.jp)まで連絡をください。 計算基礎科学連携拠点 拠点長 HPCI戦略プログラム分野5「物質と宇宙の起源と構造」統括責任者 京都大学 青木 慎也
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