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「重力崩壊型超新星の爆発メカニズム: 核物理と天文数値シミュレーションの連携」素核宇宙融合 レクチャーシリーズ 第10回 (1/2)

Asia/Tokyo
(10th) Nishina Hall / (11th) Main research Bldg. Room 4F 435,437 (RIKEN Wako)

(10th) Nishina Hall / (11th) Main research Bldg. Room 4F 435,437

RIKEN Wako

Description
素核宇宙融合 レクチャーシリーズ第10回「重力崩壊型超新星の爆発メカニズム: 核物理と天文数値シミュレーションの連携」 講師:住吉 光介 氏(沼津高専) 日時:2014年1月10日(金) 10:00~17:30 2014年1月11日(土) 9:00~12:00 場所:理化学研究所、仁科記念棟2階、仁科ホール(1/10) 理化学研究所、研究本館4階435,437 (1/11) 【1月10日と11日で場所が違うのでご注意ください。】 素粒子、原子核、宇宙物理の分野間の融合を目指して、2008年に新学術領域研究「素核宇宙融合による計算科学に基づいた重層的物質構造の解 明」が発足し、その活動の一環として、各分野の基礎知識をその分野の専門家の方に 講義して頂く「素核 宇宙融合 レクチャーシリーズ」を企画してきました。この新学術領域は2012年に終了しましたが、この「素核宇宙融合レクチャーシリーズ」は、2013年から計算基礎科学連携拠点・HPCI戦略プログラム 分野5「物質と宇宙の起源と構造」に受け継がれることになりました。 今回はその第10回として、住吉 光介 氏(沼津高専)に「重力崩壊型超新星の爆発メカニズム:核物理と天文数値シミュレーションの連携」について講義をして頂くことになりました。 講義内容は、以下の通りです。 太陽よりもずっと重い星は、進化の最期に重力崩壊をおこして、華々しい爆発現象を起こす。この超新星爆発では、高密度天体である中性子星が誕生し、大量のニュートリノが放出される。また、様々な重元素の起源 でもあり、宇宙における物質・星のライフサイクルの一環において重要な役割を果たしている。その爆発メカニズムは40年以上に渡る研究により解明が進んでいるが、究極の決め手が何であるかは未だに確定していない。 この講義では、超新星爆発メカニズム解明の難しさがどこにあるのか、素過程とダイナミクスが互いに及ぼす影響に焦点をあてて解説をする。爆発に至るまでの基本シナリオにおいて、高温高密度における物質の性質およびニュートリノ反応がどのような役割を果たしているのか、段階的に説明を進めたい。ニュートリノ・原子核データの整備と数値シミュレーション進展による爆発正否の例を挙げながら、超新星爆発の解明は分野連携が不可欠なグランドチャレンジ問題であることを理解できるようにしたい。 このレクチャーシリーズは、分野を学び始めた大学院生や他分野(素粒子、原子核、宇宙物理の他の専門家)の研究者など非専門家向けのものです。 最終的には、シリーズをまとめて「素核宇宙融合教科書」を作成したいと考えています。また、初日の夜に、講師を囲んでの意見交換会(場所:研究本館2階213)を予定しています。講義内容に関する質問をして理解を 深めるための良い機会ですので是非ご参加ください。皆様の御参加をよろしくお願いします。 講義への参加希望の方は、 下記の参加フォーマットに記入の上、下記の申し込み先にお送りください。 -----参加申込書----- 名前: 所属(職/学年): メールアドレス: 講師を囲んだ意見交換会(1/10, 18:00-)への参加 (費用は1500円程度):有・無 所属住所: 自宅住所: 参加日程: 1/10: ○× 1/11: ○× 旅費補助:希望 有・無 旅費補助希望有の場合 宿泊: 1/9 要 不要 1/10 要 不要 【旅費補助希望かつ宿泊が必要な方は、宿の手配を 世話人にご一任ください。】 参加申し込み先:船木靖郎 Email:funaki'at'riken.jp 締め切り:12月14日(土) この素核宇宙融合レクチャーシリーズ今後も継続していく予定なので、テーマや内容に関する要望、あるいは、ボランティアで講師をやって頂ける方などは、青木(saoki _at_ yukawa.kyoto-u.ac.jp)まで連絡をください。
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