反応断面積研究の新しい展望

Asia/Tokyo
RIBF棟2F 大会議室 (https://zoom.us/j/96462125800?pwd=VWh0dWhwZ1dNWEVKQ2xPRnVMN1J5dz09)

RIBF棟2F 大会議室

https://zoom.us/j/96462125800?pwd=VWh0dWhwZ1dNWEVKQ2xPRnVMN1J5dz09

Description

 反応断面積は、原子核の基底状態の大きさや変形といった基本的情報を含む重要な観測量である。これまでRIBFでは、不安定核の反応断面積が系統的に測定されており、ごく最近でも、中性子過剰Ca同位体でのコアの膨張が観測されるなど、実験と理論の協働が有効に機能しているテーマの一つである。  上記反応断面積は不安定核ビームを用いた実験の先駆けとなった研究であり、今日の理研RIBFをはじめとした不安定核研究の多様な展開につながっている。そして、次なる原子核研究フロンティアの開拓として励起状態に対する核反応研究が挙げられる。  そのさきがけとして現在、アイソマーを含むビームを用いた反応断面積の測定が計画されており、基底状態だけでなく、アイソマーの大きさや形状に関する情報が得られる可能性がある。これを受けて、どのような新しい研究を展開できるか、実験と理論の研究者が集まり議論を行いたい。

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参加登録はここから
  • Wednesday, November 9
    • 1
      はじめに
      Speaker: Masaaki Kimura (RIKEN Nishina Center)
    • 2
      反応断面積実験の最近の結果
      Speaker: Masaomi Tanaka (RIKEN Nishina Center)
    • 3
      密度の飽和性が引き起こす core swelling と変形
      Speaker: Tsunenori Inakura (Tokyo Tech)
    • 11:30 AM
      Lunch
    • 4
      アイソマーの断面積測定実験計画 1(仮)
      Speaker: Mitsunori Fukuda (Department of Physics, Osaka Univeristy)
    • 5
      アイソマーの断面積測定実験計画2:蓄積リングを利用した反応実験
      Speaker: Takayuki Yamaguchi (Saitama Univ)
    • 2:20 PM
      break
    • 6
      Topics in shape and K isomers in nuclei
      Speaker: Takashi Nakatsukasa (University of Tsukuba)
    • 7
      原子核の形状に対する理論研究と核分裂
      Speaker: Kouichi Hagino (Department of Physics, Kyoto University)
    • 4:00 PM
      break
    • 8
      Discussion
      Speaker: Wataru Horiuchi (Osaka Metropolitan University)
  • Thursday, November 10
    • 9
      完全タグ化された超高エネルギー中性子ビームによる安定核反応断面積の測定の計画
      Speaker: Daiki Nishimura (Tokyo City University)
    • 10
      固体水素・固体重水素標的を用いた反応断面積測定
      Speaker: Tetsuaki Moriguchi (University of Tsukuba)
    • 11
      16Nアイソマー状態の1中性子剥離断面積と相互作用断面積
      Speaker: Ms Miki Fukutome (Osaka University)
    • 12
      重い標的核を用いた反応断面積測定
      Speaker: Norihide Noguchi (Niigata University)
    • 13
      Discussion
      Speaker: Masaomi Tanaka (RIKEN Nishina Center)
    • 12:00 PM
      Lunch