会議趣旨
本研究会は、X線分光撮像衛星XRISMと大型ミリ波サブミリ波干渉計ALMAを組み合わせることで、活動銀河核コロナの理解の深化の方向性を探る萌芽的研究会である。
活動銀河核コロナは、巨大ブラックホールの周りにある、極めて高温(約100億度)のプラズマ領域であるが、40年以上前に提唱されて以来、未だその正体は解明されていない。
研究会では、活動銀河核コロナに関する理論と観測の最新状況、XRISMとALMAを組み合わせることで期待される成果、そしてこの分野における最新の発見や関連研究について議論する予定である。
また、参加者同士が自由に議論する時間も設けることとする。これにより、この分野における重要な課題を洗い出したり、新しい観測計画の立案の下地となる場を提供することも検討している。
招待講師
- 川島 朋尚 (東京大学宇宙線研究所)
- 川中 宣太 (国立天文台/東京都立大学)
- 川室 太希 (理化学研究所)
- 久保田 あや (芝浦工業大学)
- 土居 明広 (宇宙科学研究所)
- 野田 博文 (東北大学)
- 道山 知成 (周南公立大学)
世話人
泉拓磨、井上芳幸、小高裕和、川室太希、道山知成
共催
- 国立天文台
- 大阪大学 フォアフロント研究センター 理論連携研究プロジェクト(TJR)
- 理化学研究所 数理創造プログラム (iTHEMS)