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新奇な多体相関・集団運動の発現可能性の研究は、原子核物理の醍醐味の一つである多様性の探究と、それを生み出すメカニズムの普遍性の追究に直結するものであり、階層性を越えた広く多体系の物理の中心的課題でもあります。
2007年から稼働しているRIBFでは、天然には存在しない不安定核(中性子過剰核、陽子過剰核、超重核)を主な研究対象とした多体系の物理が研究されています。RIBFの完成から10年が経った今、これまでの研究成果を振返り、これまでに何がわかったのか、何が新たな疑問として出てきたのかを実験・理論の研究者が概観し、そして今後10年、20年どのような核物理の展開を期待するのかを議論する会を設けることにしました。
本放談会は、2017年8月に行われた第一回のRIBF理論若手放談会に続く二回目の開催となります。今回の放談会は、RIBFに限定せず広い意味での核物理・ハドロン多体系物理の若手研究者が理論・実験の枠を超えて議論や交流をし、将来の夢を語り合える場としたいと思います。通常の研究会のような既存の研究計画発表やレビュートークは極力少なくし、自由奔放・奇想天外なアイディアでも気軽に話し合える会にするため、会議で使用した講演者のスライドは原則公開しません。議論に参加したい方はぜひ直接会場にお越しください。
それぞれの招待講演には、長めの議論の時間を設けます。参加者の皆様で、活発なご議論をお願いします。関心を持たれる多くの若手研究者や学生の参加・講演も大いに歓迎いたします。
第一回RIBF理論若手放談会:https://indico2.riken.jp/e/RIBF_wakate_houdan