平成26年度より始まった、ImPACT(革新的研究開発推進プログラム)の一つである
「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」プログラムの一環で、
理化学研究所RIBFにおいてこの2年間、長寿命核分裂生成片の様々な核反応率が測定
されました。また、これらの実験結果を核データに焼き直すべく理論研究が推進され
ています。さらに、今年度には、ImPACTで補助された不安定核ビーム低エネルギー
化装置OEDOが完成し、6月にコミッショニングを迎えます。この機会に、今まで
にImPACTで得られた核物理実験結果、理論研究の進捗を概観し、議論したいと
思います。さらに、秋に予定しているOEDOでのImPACT実験を含め、OEDOの
国際展開を視野に、国内研究者による実験案を議論いたします。
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