Speaker
Dr
Kouhei Washiyama
(Center for Computational Sciences, University of Tsukuba)
Description
原子核の励起モードの解析に大規模数値計算となるQRPA法の効率的解法である有限振幅法が近年急速に発展している。有限振幅法は通常のQRPA法での行列の対角化と残留相互作用の計算を露に行なわずに、原子核の線形応答モードを記述する。我々は3次元の有限振幅法QRPAの数値計算コードの開発を行なった。本講演では、アイソスカラー四重極応答における先行研究との比較、非軸対称原子核の励起モードの結果について紹介する。また、応用として5次元ハミルトニアンの集団質量の記述に向けた計算について報告し、将来の不安定核研究への展望を議論する。
Primary author
Dr
Kouhei Washiyama
(Center for Computational Sciences, University of Tsukuba)
Co-author
Dr
Takashi Nakatsukasa
(University of Tsukuba)