広大 岡本宏己
7/10/25, 4:20 PM
大強度ハドロンビームの加速に際しては、粒子間クーロン相互作用に起因する物理効果への十分な配慮が不可欠である。低エネルギー領域をカバーする線形入射器ではこの自己場効果が特に強く、加速されるビームのクオリティに深刻な影響を与える可能性がある。本講演では、大強度ハドロンビームの安定性を確保する上で最低限必要な物理条件について、典型的な線形加速構造を念頭に置きつつ議論する。
RIST 古立直也
7/11/25, 9:50 AM
本発表では、粒子・重イオン輸送モンテカルロ計算コードPHITSを用いたLi標的への重陽子ビーム入射シミュレーションについて報告する。シミュレーションにより重陽子エネルギーごとの生成中性子エネルギー分布や、理想的なLi無限媒質を仮定した場合のトリチウム生成量などを算出した。この際、重陽子+Liの核反応シミュレーションにJENDL/DEU-2020重陽子ライブラリを用い、核反応シミュレーション精度の計算結果への影響についても調査した。
RIKEN Kamigaito Osamu
7/11/25, 10:10 AM
1A加速器の代替方式として“巨大RFQ”を想定し、電気力学の方程式のスケーリング則に基づいてビームの運動と空洞のRF特性に関する基礎的な考察を行う。