~中性子星の観測と理論~研究活性化ワークショップ 2023

Asia/Tokyo
理学研究科セミナーハウス(吉田キャンパス北部構内) (京都大学)

理学研究科セミナーハウス(吉田キャンパス北部構内)

京都大学

〒606-8224 京都府京都市左京区北白川追分町37−1
Description

~中性子星の観測と理論~研究活性化ワークショップ 2023

開催日時: 2023年9月6日(水) -- 8日(金)
開催場所: 京都大学 理学研究科セミナーハウス (吉田キャンパス北部構内)

開催趣旨: 

 隔年で開催している本研究会は、中性子星を多様な角度から議論する企画です。発見から半世紀以上が経過した現在でも、観測の進展にともなって新たな問題が明らかになっている中性子星をテーマに、関係する観測や理論の研究者間での議論や交流を促進し、新たな観測データや理論的見地から中性子星の研究を発展させる下地作りを目的とします。

 第5回となる今回は、IXPE衛星による偏光観測や、多波長かつ広い視野でのサーベイ観測、また数値シミュレーションの発展など、観測と理論の両面から得られる飛躍的な成果の増加を受け、これらを最大限に活用するための議論を重視したいと考えています。そこで、幅広い分野の招待講演者を招くとともに、一般講演では最終的な結果まで至っていない内容も含めて議論し、継続的な交流を深めます。理論、観測の研究者が同程度の割合となるような研究会を想定しており、「観測は理論に向けて、理論は観測に向けて」という形での発表を期待します。分野を問わず大学院生や若手の方の積極的な参加を歓迎します。分野外の方も議論に参加できるよう、招待講演者の方々には最先端の研究成果だけでなく当分野における研究課題や今後の展望を丁寧に講演して頂く予定です。また、関連した研究成果や話題の講演を幅広く募集し、参加者同士の自由闊達な議論が行われるよう配慮します。

1. 日程
  2023年9月6日(水) 13:00頃開始 -- 8日(金) 16:00頃終了予定
  #開始、終了時刻は講演申込数に応じて変更する場合があります.

2. 会場
  京都大学 理学研究科セミナーハウス (吉田キャンパス北部構内)
    (対面(オンサイト)形式での開催で、原則、発表は現地参加となります。zoom によるオンライン参加のオプションも予定しますが、配信環境はベストエフォートになる旨、ご了承ください。)

3. 研究会のトピック
 - 中性子星の内部構造, 状態方程式, 磁場構造
 - 中性子星からの放射 (電磁波、宇宙線、重力波、ニュートリノ)
 - 中性子星連星, 降着現象
 - 中性子星と高エネルギー天体現象 (超新星爆発、超新星残骸、中性子星連星合体、高速電波バースト、ガンマ線連星 etc.)
 - 中性子星種族の多様性
 - 中性子星の磁気圏, プラズマ素過程
 - 中性子星の進化 (回転, 熱, 磁場)
 - パルサー星雲, 粒子加速
 - 測定ツールとしての中性子星 (重力、磁場、物質分布、重力波 etc.)
 - 中性子星の物理とのシナジー (白色矮星パルサー、ブラックホールジェット etc.)

4. 参加/講演申し込み
  参加・講演料:無料
   - 旅費補助希望 〆切:7月21日(金)
   - 講演申込・懇親会申込 〆切:7月28日(金)
   - (オンライン含む)参加申込 〆切:9月3日(日)

   参加には事前登録を必須とさせていただきます。また、現地参加人数の上限に達した場合、その時点で現地参加登録を締め切らせていただきます。

   旅費補助が必要な方は登録フォームの「その他の連絡事項」の項目にその旨ご記入ください。発表者、学生を優先として旅費補助を検討いたしますが、財源が限られている都合で全ての方のご希望には添えない点をあらかじめご了承お願いします。

5. 招待講演者(敬称略)

  - 玉川徹 (理研)
  - 浅山信一郎 (SKAO)
  - 柴田晋平 (山形大学)
  - 久徳浩太郎 (京都大学)
  - 山本直希 (慶應義塾大学)
  - Andrey Timokhin (Univ. of Zielona Góra)
  - 久野晋之介 (熊本大学) 
 
6. 口頭講演
  - 招待講演30分程度
  - 一般講演20分程度
  - 講演は日本語をメインとしますが、一部は国際セッションとして英語で行う予定です。
 
7. ポスター発表
  - ポスターは会場に常時掲示しますが、ポスターセッションは懇親会とあわせて行う予定です。ポスター講演希望者は、できる限り懇親会へのご参加を合わせてよろしくお願い致します。
 
8. 懇親会
  - 懇親会は9月7日(木)のセッション終了後に同じ会場であるセミナーハウスで開催の予定です。
       参加費 : 一般 ¥4,500, 学生 ¥2,500
 
9. お問い合せ先
   ns2023soc@googlegroups.com

世話人:石崎渉(京都大学), 岩切渉 (千葉大学/理研), 榎戸輝揚 (京都大学/理研), 木坂将大 (広島大学), 祖谷元 (理研), 田中周太 (青山学院大学), 土肥明 (理研), 安武伸俊(千葉工業大学)

これまでの研究会情報:

~中性子星の観測と理論~ 研究活性化ワークショップ 2021
https://indico2.riken.jp/event/3725/overview

~中性子星の観測と理論~ 研究活性化ワークショップ 2019
https://indico2.riken.jp/event/2840/page/175-overview

~中性子星の観測と理論~ 研究活性化ワークショップ 2017
https://indico2.riken.jp/event/2545/page/94-overview

~中性子星の観測と理論~ 研究活性化ワークショップ 2015
https://indico2.riken.jp/event/2069/program

Participants
  • Ahmad Jafar Arifi
  • Akihiro Inoue
  • Akihiro Suzuki
  • Akira Dohi
  • Andrey Timokhin
  • Atsuo Okazaki
  • Chin-Ping Hu
  • Chushu Qu
  • Eiji Hayashi
  • Fumitaka ENDO
  • Hajime Sotani
  • Hideki Uchiyama
  • Hirotsugu Fujii
  • Hiroyuki Makii
  • Hitoshi Nakada
  • Jumpei Takata
  • Kaito Noro
  • KATSUHIKO SATO
  • Kazuaki Hashiyama
  • Kazunori Kohri
  • Ken Nishida
  • Kenichi Uesugi
  • kenji kadota
  • Kenta Yoshimura
  • Kilar Zhang
  • Kiyoharu Kawana
  • Ko Nakamura
  • Koichi Hattori
  • Mariko TAKAHARA
  • Masanori Iye
  • Mitsuru Kakizaki
  • Mutsumi Sugizaki
  • Nagomi Uchida
  • Naoki Yamamoto
  • Nobutoshi Yasutake
  • Nobuya Nishimura
  • Osamu Nishimura
  • Ryosuke Komatsubara
  • Seima Saeki
  • Shin-ichiro Fujimoto
  • SHINICHIRO ASAYAMA
  • Shinpei Shibata
  • Sho Fujibayashi
  • Shohei Aoyama
  • Shota Kisaka
  • Shuichi Matsumoto
  • Shun Furusawa
  • Shunji Nishimura
  • Shunzo Kumano
  • Shuta Tanaka
  • Tadaaki Isobe
  • Takahiro Tanaka
  • Takenori Furumoto
  • Takeshi Nakamori
  • Takuto Narita
  • Tatsuhiro Hattori
  • Tatsuya Matsumoto
  • Teiji Kunihiro
  • Tomoaki wakabayashi
  • Tomonosuke Kikunaga
  • Tomoya Nagai
  • Tomoya Takiwaki
  • Toru Kojo
  • Toru Tamagawa
  • Toshitaka Tatsumi
  • Yasushi Nara
  • Yugo Kurebayashi
  • Yuta Hiranuma
  • ひなた 木本
  • 一夫 牧島
  • 了 原田
  • 仁 松本
  • 伊吹 寺島
  • 侑吾 本上
  • 健 近松
  • 健一 角張
  • 健太郎 原
  • 加藤 祐悟
  • 勝弥 大沼
  • 卓弥 高橋
  • 友則 戸谷
  • 吉川 陽登
  • 和茂 上田
  • 喬博 南
  • 基樹 中島
  • 夏海 永田
  • 大仁 佐藤
  • 大貴 三浦
  • 大輝 三浦
  • 大輝 末永
  • 安夫 山本
  • 宮城 生成
  • 寛 大野
  • 寿明 真貝
  • 山岡 和貴
  • 巧 武藤
  • 常雄 野田
  • 康史 小嶌
  • 忠靖 堂谷
  • 怜 西浦
  • 悠太郎 永井
  • 悠平 岩田
  • 悦子 伊藤
  • 收 亀谷
  • 敏夫 寺澤
  • 文里 北村
  • 昌之 松崎
  • 晋之介 久野
  • 有未来 青山
  • 朋志 武田
  • 柾 上小林
  • 森 正光
  • 浩二 津村
  • 浩太郎 久徳
  • 渉 岩切
  • 湧輝 柴田
  • 滉基 金
  • 瑛里 渡邉
  • 田川 寛通
  • 直弥 北嶋
  • 知己 和田
  • 知彦 岡
  • 祥一 / Shoichi 一ノ瀬 / Ichinose
  • 至順 吉田
  • 裕洋 松橋
  • 輝揚 榎戸
  • 達也 成川
  • 邦仁 井岡
  • 重之 鴈野
  • 雄大 諏訪
    • 11:30 13:00
      特別実演 1h 30m

      「自作卓上ホーンアンテナ電波望遠鏡で水素21cm輝線の観測」 hosted by 浅山 信一郎・榎戸 輝揚

    • 13:00 13:10
      Opening Remark 10m

      presented by 榎戸 輝揚

    • 13:10 14:50
      Session 1
      Convener: 榎戸 輝揚
      • 13:10
        Pulsar Observation with the SKA 40m

        40 min, Invited

        Speaker: 浅山 信一郎
      • 13:50
        パルサータイミングアレイによる重力波観測とその最新結果 40m

        40 min, Invited

        Speaker: 久野 晋之介
      • 14:30
        電波・可視光同時観測によるカニパルサーの巨大電波パルス放射機構解明に向けて 20m

        20 min

        Speaker: 橋山 和明
    • 14:50 15:15
      Break 25m
    • 15:15 18:05
      Session 2
      Convener: 安武 伸俊
      • 15:15
        弱い力のパリティ対称性の破れと超新星・中性子星の物理 40m

        40 min, Invited

        Speaker: 山本 直希
      • 15:55
        中性子星の磁場はどうやって決まっているのか?をクラスト形成時間から考えてみる 25m

        25 min

        Speaker: 諏訪 雄大
      • 16:20
        超新星爆発における乱流α効果により増幅された磁場の果たす役割 25m

        25 min

        Speaker: 松本 仁
      • 16:45
        大質量星の3次元重力崩壊計算が示す中性子星の性質 25m

        25 min

        Speaker: 中村 航
      • 17:10
        スーパーチャンドラセカール質量の白色矮星の重力崩壊 25m

        25 min

        Speaker: 森 正光
      • 17:35
        超新星SN1987Aからのニュートリノ信号再解析による中性子星NS1987Aのパラメータ推定 25m

        25 min

        Speaker: 原田 了
    • 09:30 10:40
      Session 3

      English Session

      Convener: 土肥 明
      • 09:30
        格子シミュレーションによるQCD型理論の超流動相での音速 25m

        25 min

        Speaker: 伊藤 悦子
      • 09:55
        ハドロン有効理論を用いた音速ピーク構造の再現: 有限密度系2カラーカイラル有効理論による平均場解析 25m

        25 min

        Speaker: 末永 大輝
      • 10:20
        相対論的複素スカラー場の熱力学的性質に対する化学ポテンシャル勾配からの影響の解析 20m

        20 min

        Speaker: 三浦 大輝
    • 10:40 11:05
      Break 25m
    • 11:05 12:55
      Session 4
      Convener: 土肥 明
      • 11:05
        重力波天文学で迫る状態方程式 40m

        40 min, Invited

        Speaker: 久徳 浩太郎
      • 11:45
        Meson condensation in dense matter and implications for compact stars 25m

        25 min

        Speaker: 武藤 巧
      • 12:10
        Composite octet baryons in a mean field description of nuclear and neutron star matter 20m

        20 min

        Speaker: 野呂 凱人
      • 12:30
        クラスト振動によるGRB 200415Aの質量半径の制限 25m

        25 min

        Speaker: 祖谷 元
    • 12:55 14:00
      Lunch 1h 5m
    • 14:00 15:45
      Session 5
      Convener: 石崎 渉
      • 14:00
        IXPE衛星による中性子星のX線偏光観測 40m

        40 min, Invited

        Speaker: 玉川 徹
      • 14:40
        降着型X線パルサーの軟X線超過と低電離の鉄輝線 15m

        15 min

        Speaker: 永井 悠太郎
      • 14:55
        ULX パルサーの自転位相分解スペクトル解析による超臨界降着流の構造の解明 15m

        15 min

        Speaker: 三浦 大貴
      • 15:10
        磁化中性子星への超臨界降着流の一般相対論的輻射磁気流体力学計算 20m

        20 min

        Speaker: 井上 壮大
      • 15:30
        HEX-P衛星を用いた中性子星連星合体残骸の同定とr-process核輝線検出の推定 15m

        15 min

        Speaker: 本上 侑吾
    • 15:45 16:10
      Break 25m
    • 16:10 17:40
      Session 6
      Convener: 祖谷 元
      • 16:10
        Superfluid and Finite-Temperature Extensions of Self-Consistent Band Theory for the Inner Crust of Neutron Stars 15m

        15 min

        Speaker: 吉村 健太
      • 16:25
        中性子星温度観測を通じたWIMP暗黒物質探索 25m

        25 min

        Speaker: 永田 夏海
      • 16:50
        中性子星の熱的進化とパルサーの回転進化 25m

        25 min

        Speaker: 野田 常雄
      • 17:15
        中性子星NS1987Aの温度観測から何がわかるか? 25m

        25 min

        Speaker: 土肥 明
    • 17:40 18:00
      Session 7 (Poster)
      Convener: 祖谷 元
      • 17:40
        超広帯域電波観測で探るPSR J1107-5907の偏光状態 2m

        2 min

        Speaker: 喜久永 智之介
      • 17:42
        X-ray studies of millisecond pulsars in Galactic field and Globular cluster 2m

        2 min

        Speaker: 高田 順平
      • 17:44
        コンパクト天体の可視高速撮像システムIMONYの本格稼働へ 2m

        2 min

        Speaker: 中森 健之
      • 17:46
        パルサー星雲におけるシンクロトロン放射偏光成分のモデル計算 2m

        2 min

        Speaker: 大野 寛
      • 17:48
        かにパルサーの巨大電波パルスの位相依存性 2m

        2 min

        Speaker: 柴田 湧輝
      • 17:50
        A Comprehensive Analysis of the Gravitational Wave Events with the Stacked Hilbert-Huang Transform: From Compact Binary Coalescence to Supernova 2m

        2 min

        Speaker: Chin-Ping Hu
      • 17:52
        キューブサットX線衛星 NinjaSat が打ち上げ直前 2m

        2 min

        Speaker: 榎戸 輝揚
      • 17:54
        I-Love-Q for neutron stars and dark stars 2m

        2 min

        Speaker: Kilar Zhang
      • 17:56
        Spare Time 4m

        For adjustment of the program timetable

    • 18:00 21:00
      懇親会 inc. ポスターセッション 3h 理学研究科セミナーハウス(吉田キャンパス北部構内)

      理学研究科セミナーハウス(吉田キャンパス北部構内)

      京都大学

      〒606-8224 京都府京都市左京区北白川追分町37−1
    • 09:30 10:45
      Session 8 (in English)

      English Session

      Convener: Shuta Tanaka
      • 09:30
        Magnetars as an origin of fast radio bursts: New insights from SGR 1935+2154 2022 outburst 25m

        25 min

        Speaker: Chin-Ping Hu
      • 09:55
        Spectrum and Radiative Acceleration of Expanding Pair Fireball 25m

        25 min

        Speaker: Tomoki Wada
      • 10:20
        Fast radio bursts trigger aftershocks resembling earthquakes, but not solar flares 25m

        25 min

        Speaker: Tomonori Totani
    • 10:45 11:10
      Break 25m
    • 11:10 13:15
      Session 9 (in English)

      English Session

      Convener: Shuta Tanaka
      • 11:10
        Recent advances in understanding pulsar emission mechanisms 40m

        40 min, invited

        Speaker: Andrey Timokhin
      • 11:50
        1D GRPIC Simulations of High-Energy Gamma Rays from BH Magnetospheres 20m

        20 min

        Speaker: Koki Kin
      • 12:10
        Current Understandings of the Pulsar Magnetosphere, and a comment on Crab Nebula Polarization 40m

        40 min, Invited

        Speaker: Shinpei Shibata
      • 12:50
        Electric current circuit in pulsar magnetosphere 25m

        25 min

        Speaker: Shota Kisaka
    • 13:15 14:20
      Lunch 1h 5m
    • 14:20 15:50
      Session 10 (in English)
      • English Session
      Convener: Shota Kisaka
      • 14:20
        Evaluating the Influence of Light-Bending in the Timing Analysis of Soft X-ray Pulses from Magnetars 15m

        15 min

        Speaker: Chushu Qu
      • 14:35
        Evolution of Magnetic Fields of Magnetars Inferred from Observations 25m

        25 min

        Speaker: Kazuo Makishima
      • 15:00
        Magnetic fields in Magnetar and CCO 25m

        25 min

        Speaker: Yasufumi Kojima
      • 15:25
        A Self-regulated Stochastic Acceleration Model of Pulsar Wind Nebulae 25m

        25 min

        Speaker: Shuta Tanaka
    • 15:50 16:00
      Closing Remark 10m

      presented by Shota Kisaka