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本研究会は、中性子星に関する観測や理論の研究者の間で議論や交流を通して中性子星研究の活発化を図り、互いのニーズとシーズを整理していくことで、新たな観測データや新しい見地からサイエンスを発展させていく下地作りを目的とします。中性子星の発見から約半世紀が経過した現在でも、観測の進展により新たな問題が明らかになってきています。
第4回となる本研究会は、たとえば中性子星の内部構造の解明に向けた宇宙物理と原子核物理それぞれの視点から見た今後の方向性など、中性子星とそれが引き起こす現象の全容の理解に向けた幅広い分野横断的な連携での議論を特に重視したいと考えています。そこで、幅広い分野の招待講演者を招き、一般講演では結果まで至っていない内容も含めて継続的に交流を進めることで、多様性を含めた様々な問題への解決を目指します。理論、観測の研究者が同程度の割合となるような研究会を想定しており、「観測は理論に向けて、理論は観測に向けて」という形での発表を期待します。分野を問わず大学院生や若手の方の積極的な参加を歓迎します。分野外の方も議論に参加できるよう、招待講演者の方々には最先端の研究成果だけでなく当分野における研究課題や今後の展望を丁寧に講演して頂く予定です。オンラインを含むという形ではあるものの、できる限り参加者同士の自由闊達な議論が行われるよう配慮します。
世話人:榎戸輝揚 (理研), 祖谷元 (理研), 安武伸俊(千葉工業大学), 木坂将大 (広島大学), 田中周太 (青山学院大学), 岩切渉 (中央大学/理研), 柴田晋平 (山形大学)
1. 日程
2021年8月10日(火) 9:50開始 -- 12日(木) 17:00終了
プログラム https://indico2.riken.jp/event/3725/timetable/#20210810.detailed
2. 会場
zoomによる完全オンライン
3. 研究会のトピック
- 中性子星の内部構造, 状態方程式, 磁場構造
- 中性子星からの放射 (電磁波, 宇宙線, 重力波, ニュートリノ)
- 中性子星連星, 降着現象
- 中性子星と高エネルギー天体現象 (超新星爆発, 超新星残骸, 中性子星連星合体, 高速電波バースト, ガンマ線連星 etc.)
- 中性子星種族の多様性
- 中性子星の磁気圏, プラズマ素過程
- 中性子星の進化 (回転, 熱, 磁場)
- パルサー星雲, 粒子加速
- 測定ツールとしての中性子星 (重力, 磁場, 物質分布, 重力波 etc.)
4. 参加/講演申し込み
参加料:無料
- 参加申込〆切:8月6日(金)
参加登録・申込みは Registrationのページよりお願いします。
https://indico2.riken.jp/event/3725/registrations/202/
なお、講演の受付は終了しております。
5. 招待講演者(敬称略)
- 飯田圭 (高知大学)
- 伊藤洋介 (大阪市立大学)
- 小野勝臣 (理研)
- 勝田哲 (埼玉大学)
- 鴈野重之 (九州産業大学)
- 佐々木愛美 (エアランゲン/ニュルンベルグ大学附属バンベルグ天文台)
- 土肥明 (九州大学)
- 内藤智也 (東京大学/理研)
- 沼澤正樹 (理研)
- 初田哲男 (理研)
6. 口頭講演
- 招待講演者40分(発表30分, 質疑10分)
- 一般講演者25分(発表20分, 質疑5分)
- 講演は日本語をメインとしますが、英語での発表も受け付けます。
7. ポスター発表
- Slackとzoomのブレイクアウトルームを活用
8. 懇親会
オンライン懇親会を8/10-12の3日間19:00-21:00で開催。参加費無料。
9. お問い合せ先
ns2021soc@googlegroups.com
世話人一同
過去の研究会:
~中性子星の観測と理論~ 研究活性化ワークショップ 2019
https://indico2.riken.jp/event/2840/page/175-overview
~中性子星の観測と理論~ 研究活性化ワークショップ 2017
https://indico2.riken.jp/event/2545/page/94-overview
~中性子星の観測と理論~ 研究活性化ワークショップ
https://indico2.riken.jp/event/2069/program